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先日、打ち合わせの時間が思いのほか早く終わってしまい、時間がかなりあったので、
前から目を付けていた上野で開催されている「レオナール・フジタ展」へ。
header_01.jpg









その日は小雨まじりの寒さが身にしみましたが、
季節感のある気持ちのよい上野でした。
 
今回の目玉は、縦横3mの群像大作4枚です。
「ライオンのいる構図」
「犬のいる構図」
「争闘I・II」
発見時はぼろぼろの状態で丸められていたらしい、確か駅の近くの倉庫とか言ったかな。
美術館のコンパクトさの中で、大作はさらに迫る物を感じさせます。
フランス人として生涯を終えたレオナールフジタ。
藤田嗣治として画業をはじめ、戦後はその名を記す事無く
Le'onald Foujitaを記す事で彼に起こった受難が伺えますね。
 
そのなかでも私は「イヴ」に恋をしてしまいました。迂闊にも
210.jpg


















フジタの描くイヴは本当に美しい。。。
その事を後輩のyoneに伝えた所、次の日彼女も恋をしてしまったと言う。
 
ちなみに、今回の展示会を通して、フジタという画家にこういった作品もあったのか、というような発見もあった。
たとえばこの「家族」(1917)。1913年初めて渡仏したフジタは、エコール・ド・パリの画家達と親交を結び、アンリ・ルソーやモディリアーニから影響を受けていた。「家族」の人物像に現れた平面的構成、細長い目などの特徴から、はっきりとモディリアーニの影響を読取れる。01_1.jpg
 














秋田事務所近くにある平野政吉美術館にはフジタの作品が多く常設展示されている。
そのなかでも「秋田の行事」がすばらしい。
また、近く見に行こうと思ったのでした。
 
その日は他に、東京藝術大学 大学院美術研究科博士審査展にもちょっと脚を伸ばし
パワーを感じられる作品たちに、論文で締めくくりました。
doctoral.jpg
 

















忙しい時期にもこういった時間はとっても必要ですね。
 
 
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