モノだってコトだって
私はデザイナーなのでその立場からいうと
デザインするにあたって、最も重要なことはコンセプトを決めること。
「そもそも誰が見る、使うものなのか」
「何のために制作するのか」
「そのモノを目にする、手に取る人が、どんな変化を起こすのか」
基本的な事柄を、誰にでもわかる言葉で、しっかりと決めておく必要がある。
コンセプトが揺らぐと、すべてが揺らぐ。と思う。
コンセプトが無ければ、曖昧なものができる。と思う。
逆にいったんコンセプトを決めてしまえば、あとは作るだけである。
しかし、ともすれば実際の制作現場では、カタチがまず先行してできあがっていて、
それからコンセプトを後付で決めることを強いられたり、
「カタチの高度化」自体がコンセプトになってしまう場合が、見受けられる。
ともかく、1にコンセプト、2にコンセプト、3・4がなくて、5にコンセプトである。
そのためには、制作全体を100だとするならば、
半分以上の時間をさいてもよいと思う。
そういう風に仕事はしていきたい。
もう既にわかりきった事を何を今更と思うかもしれないが、
それはモノだけでなくコトにも共通するから
改めて「忘れるな」と自分に言い聞かせる。
すべてにおいてコンセプト。
最近のデスクトップピクチャーはでっかくconceptの文字。